電気代が高いのはなぜ!?この冬やるべき解決策とは

2024年8月、長い期間の猛暑で、電気代が跳ね上がったのではないでしょうか?

「使用量が多かったから・・・」だけではない電気代の高騰!詳しく解説していきましょう。

目次

電気料金の主な構成要素

電気料金は、大きく分けて以下の要素から構成されています。

  • 基本料金: 契約アンペア数や契約容量に応じて支払う料金です。電気を使用するかどうかに関わらず、契約しているだけで発生します。
  • 電力量料金: 使用した電力量(kWh)に応じて支払う料金です。一般的に、使用量が多いほど料金も高くなります。
  • 燃料費調整額: 燃料費の変動を電気料金に反映させるための調整額です。燃料費が高騰すれば、この金額も上昇します。
  • 再生可能エネルギー発電促進賦課金: 再生可能エネルギーの普及を促進するための賦課金です。

各要素の詳しい解説

基本料金

  • 契約アンペア数: 電気製品を同時に使える容量の目安です。契約アンペア数が高いほど、基本料金も高くなります。
  • 契約容量: 業務用の契約で多く使われる用語で、主に需要のピーク時に供給できる電力の大きさのことです。

電力量料金

  • 従量電灯: 一般家庭でよく使われる料金体系で、使用量に応じて段階的に料金が変化します。
  • 時間帯別電灯: 時間帯によって電力量料金が異なる料金体系です。夜間など電力の需要が低い時間帯に電気を使い、料金を抑えることができます。

燃料費調整額

  • 燃料費の変動: 石油や天然ガスなどの燃料価格が変動すると、発電コストも変動します。この変動を電気料金に反映させるために、燃料費調整額が設けられています。
  • 2ヶ月ごとの調整: 燃料費調整額は、概ね2ヶ月ごとに算出され、電気料金に反映されます。

再生可能エネルギー発電促進賦課金

  • 再生可能エネルギーの普及: 太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの普及を促進するために、すべての電気利用者が負担する賦課金です。

電気料金が決定される仕組み

電気料金は、電力会社が、燃料費、人件費、設備投資費などのコストを回収し、適正な利益を得るために設定されます。

  • 原価主義: 電気料金は、電気を生産し販売するために必要な費用(総原価)と電気の販売収入が等しくなるように決定されるのが一般的です。
  • 規制: 電気料金は、国の規制機関によって、適正な範囲内で設定されています。

電気料金が高騰する主な原因

夏と冬に電気料金が上がる理由は、電気の需要が高くなった時に電気の燃調費がとっても上がるから!

下記のグラフは、1年間の燃料調整費の推移です。
11月と8月が爆上がり!なのです。

つまり、電気の内訳の項目にある「燃料調整費」が夏と冬に上がるから、電気料金はとても高くなります。

他にも電気料金が上昇する要因は、大きく分けて以下の3つが考えられます。

1. 燃料費の高騰

  • 化石燃料価格の上昇: 電力会社は、火力発電所で電気を生成するために石炭や天然ガスなどの化石燃料を使用しています。これらの燃料の国際的な価格が上昇すると、発電コストも高くなり、それが電気料金に転嫁されます。
  • 地政学リスク: ウクライナ情勢など、国際的な地政学リスクが燃料価格の変動に大きな影響を与えています。

2. 再生可能エネルギー発電促進賦課金の値上げ

  • 再生可能エネルギーの普及: 太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの普及を促進するため、電気料金に上乗せされる賦課金です。再生可能エネルギーの導入が進むにつれて、この賦課金も増加傾向にあります。

3. 電力会社による料金改定

  • コスト増: 燃料費の高騰や人件費の上昇など、電力会社の経営コストが増加すると、電気料金を値上げせざるを得ない状況になります。
  • 電力小売りの自由化: 電力小売りの自由化により、各電力会社が競争力を高めるために、料金体系を見直すことがあります。

電気料金高騰がもたらす影響

電気料金の高騰は、家計への負担増だけでなく、企業の生産コスト上昇にもつながり、経済全体に影響を及ぼします。

  • 家計への負担増: 電気料金の上昇は、家計の支出を増やし、生活水準の低下を招く可能性があります。
  • 企業の競争力低下: 電気料金の上昇は、企業の生産コストを増やし、製品価格の上昇や国際競争力の低下につながる可能性があります。
  • インフレの加速: 電気料金の上昇は、他の物価の上昇にも波及し、インフレを加速させる可能性があります。

電気料金の高騰を抑制するための対策

では実際に今から出来る節電方法は何があるのでしょうか?

照明編

  • LED電球への交換: 白熱電球や蛍光灯に比べて消費電力が少ないLED電球への交換は、最も手軽な節電方法の一つです。
  • こまめな消灯: 部屋を出るときや、使っていない部屋の照明はこまめに消しましょう。
  • タイマーの活用: 照明をタイマーで自動的に消すことで、無駄な電力を消費するのを防ぎます。
  • 自然光を最大限に活用: 日中はカーテンを開けて、自然光を部屋に取り入れることで、照明の使用時間を減らせます。

冷暖房編

  • 設定温度の見直し: 夏は28℃、冬は20℃を目安に設定温度を見直しましょう。1℃の温度変化で、電気代は約10%変わるといわれています。
  • 扇風機やサーキュレーターの併用: エアコンと併用することで、冷暖房効率を上げることができます。
  • 窓際の遮熱・断熱: 夏は遮熱カーテンや遮熱シートを使い、冬は断熱シートなどを活用することで、冷暖房効率をアップさせます。

家電製品編

  • こまめな電源オフ: テレビやパソコンなど、使わない家電製品の電源はこまめに切りましょう。
  • 待機電力の削減: コンセントからプラグを抜く、マルチタップを活用するなど、待機電力を減らす工夫をしましょう。
  • 省エネ家電への買い替え: 冷蔵庫や洗濯機など、買い替えの際は、省エネ性能が高い製品を選びましょう。

その他

  • お風呂のお湯の温度を下げる: お風呂のお湯の温度を1℃下げるだけでも、ガス代の節約につながります。
  • 食器洗い機はまとめて使う: 食器洗い機を使う際は、一度にたくさんの食器を洗うことで、節水・節電につながります。
  • 炊飯器の保温時間を短くする: 炊飯後は保温時間を短くしたり、保温機能を使わずに、冷蔵庫に移し替えるなどしましょう。

節電と同じくらい電力会社選びも大切

新電力の主な特徴って?

多様な料金プラン:大手電力会社では一律の料金体系であることが多いですが、新電力は、時間帯別料金、従量電灯、セット割など、顧客の利用状況やライフスタイルに合わせた多様な料金プランを提供しています。これにより、より自分に合ったプランを選択できる可能性が広がります。

再生可能エネルギー:新電力の中には、再生可能エネルギー(太陽光発電、風力発電など)を積極的に利用している企業が多く、環境に配慮した電気を提供しています。

セット割: ガス会社や通信会社とのセット割など、他のサービスとの連携によるお得な料金プランを提供している場合もあります。

ポイント還元: 電気料金の支払額に応じてポイントが貯まるなど、付加価値の高いサービスを提供している企業もあります。

地域密着型サービス: 地域に根差したサービスを提供している企業もあり、地域貢献活動や災害時の支援など、様々な取り組みを行っています。

新電力を選ぶメリット

  • 電気料金の削減: 従来の電力会社よりも安い料金プランを提供している場合があり、電気料金の削減が期待できます。
  • 環境への貢献: 再生可能エネルギーを利用することで、環境問題への貢献ができます。
  • 自分に合ったプランを選べる: 多様な料金プランの中から、自分のライフスタイルや電気の使い方に合ったプランを選ぶことができます。
  • 新しいサービスの利用: 新しいサービスや特典を受けることができます。

新電力を選ぶ際の注意点

  • 契約内容の確認: 料金プランだけでなく、解約手数料や違約金などの契約内容をしっかりと確認することが大切です。
  • 安定供給: 新電力の場合は、大手の電力会社に比べて、停電などのリスクがわずかに高くなる可能性がある点に注意が必要です。
  • 情報収集: 複数の新電力を比較検討し、自分に合った電力会社を選ぶことが重要です。

安くて・安心・信頼できる会社を選びましょう。

まとめ

新電力は、従来の電力会社とは異なる魅力的なサービスを提供しています。電気料金の削減や環境への貢献など、様々なメリットがありますが、契約内容をしっかりと確認し、自分に合った電力会社を選ぶことが大切です。

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この記事を書いた人

米どころ新潟県在住。節約マニア。
2021年12月に長女誕生から
将来を真剣に考えるようになり、節約をスタート!
ポイ活やお得サイトを利用して
2022年に合計100万円の節約に成功!
ポイント活用で”ちょっぴりリッチな生活”をする事を目指して、リサーチした情報を紹介します。
会社の100時間越えの残業やパワハラ上司から抜け出したくてフリーランス転身を夢見ています。

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